株式会社スズキ自販山形/代表取締役社長 色摩幸憲さん
世帯あたりの自動車保有台数を都道府県別で見たとき、山形県は全国でもトップ3に入るほど多く保有しているエリアである、というデータがあるそうです。このことは、山形という土地においていかにわたしたちの生活の足として自動車が重要な存在であるかを物語っていると言えそうです。
そしてこれからここでご紹介する株式会社スズキ自販山形という会社は、そんな山形県のなかでの軽自動車販売台数において、なんと49年連続で1位であり続けており、今なおその記録をみずから更新中だといいます。
さて、あらためて、そんな株式会社スズキ自販山形とはいったいどんな会社なのでしょうか、そして、そこはどんな職場であり、どんな人材を求めているのでしょうか。代表取締役社長の色摩幸憲さんにお話を伺います。
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御社の事業内容についてお教えください。
色摩社長:スズキというメーカーの直営の会社として、スズキ製品を販売すること、また現在お客様にお使い頂いているスズキ製品のアフターサービス全般を提供することによって、お客様のカーライフを総合的にサポートする、というのがわたしたちの仕事です。
この山形という県は世帯あたりの自動車保有台数が全国的に見ても非常に多く、一家で車を5台も持っているという例も珍しくありません。そのような状況のなかで、わたしどもの主力商品である軽自動車やコンパクトカーには常にとても高いニーズがありますので、その点はわたしたちのビジネスにとって非常に大きなメリットとなっています。
わたしたちの会社の強みのひとつに、販売ルートがあります。県内に8店舗あるショールームで直接お客様に販売する「直販」というルートがある一方で、地域の販売店様を通じてお客様に販売する「業販」と呼ばれる販売ルートも併せ持っています。県内に数多くある、日頃お取引をさせていただいている販売店様にご協力をいただきながらスズキ商品を売ることができることで、ショールームという拠点からだけでは手が行き届かない県内各地のお客様にくまなく、隅々までサービスを行き渡らせることができる、というわけです。
そうした御社が求めるのはどのような人材でしょう。
色摩社長:わたしたちは販売会社ですから、販売活動のメインの仕事は当然ながら「営業」ということになるでしょう。「車の営業」というと、ものすごく車に詳しくないとダメだとか、ペラペラと喋れるような話上手じゃないとダメだとか、そんなふうに思われがちですが、そうではありません。たとえ無口でも誠意が伝わる人はいますし、そういう人のほうが説得力があったりもするものです。話し上手よりはむしろ聞き上手である人、何気ない会話のなかからお客様が何を求めているのかをうまく引き出せたり理解できたりする人…、そういう意味でのコミュニケーション能力の高い人、というのがわたしたちの求める人材だと言えるでしょう。
新入社員を対象とした入社6ヶ月間の研修期間のなかでは、そうしたコミュニケーション能力を磨くプログラムも用意されています。また、それだけではなく、わたしたちは「車」という高額な商品を営業するわけですから、社員のみなさんには2年3年としっかりと時間をかけて成長していただけたら、と思っています。
これからのビジョンについてお聞かせください。
色摩社長:お客様あっての会社ですから、より良いサービスを提供し、ご満足いただき、これからもお客様に選ばれる存在であること。それが最大のミッションでしょう。
では、どうしたら満足していただけるのか。ここでまず大切になってくるのは、会社に対する社員のみなさんの満足度です。よく言われることではありますが、従業員満足度があがらないと顧客満足には繋がらないだろう、ということです。その意味で、従業員の皆さんこそが会社の財産であり経営の根幹です。社員のみなさんが何を求めているのか、どんな困りごとがあるのか、そうしたことをできるだけわたしが直接話を聞く機会を設けるようにしています。そこで改善できるところはしっかりと改善していくこと。それが、お客様に満足していただくための第一歩だというふうに思います。
わたしも会社説明会だとか合同企業説明会といった機会に学生の皆さんと話をさせていただくことがありますが、みなさん会社の雰囲気というのを気にされているという印象があります。その点では、わたしどもの会社は社員同士のコミュニケーションをとる機会というのは色々とありますし、お互いの距離感がほどよく近く、そしてフラットな関係性の職場づくりというものを進めてもいます。気軽に上司や同僚に相談できる風通しのいい雰囲気というのを感じていただけるのでは、と思いますね。
学生のみなさんへのメッセージをお願いします。
色摩社長:学生のときにしかできないことをしっかりとやっていただきたいと思います。それはきっと、勉強も大切ですがむしろ「友達との思い出づくり」のようなことでしょう。学生のときに楽しい思い出をいっぱいつくっておくと、そのことがやがて社会に出ていったときにいろんな人とコミュニケーションするきっかけにもなりますし、また、学生の頃の記憶というのはある意味永遠に刻まれるものですから。ぜひ、今しかできないことをやっていただきたいと思います。
Company Data | 名称 | 株式会社 スズキ自販山形 |
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代表者 | 代表取締役社長 色摩 幸憲 | |
所在地 | 山形県山形市嶋北1-1-11 | |
従業員数 | 200名 | |
事業内容 | スズキ製品の四輪車 セニアカーおよび各種中古車の販売 自動車整備(点検・車検・修理など) 部品・用品の販売 自動車損害保険代理業務 |
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Webサイト | https://www.suzuki.co.jp/dealer/sj-yamagata/ |
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photo & video: Kaho Fuse, Suzuka Sato(strobelight)
text: Minoru Nasu(real local Yamagata)