未来をひらく人と企業/東北電化工業株式会社 秋場楓さん(「広報やまがた」令和6年4月1日号掲載)
東北電化工業株式会社は、総合電気設備工事業を通して、社会インフラを整備している会社です。ライフステージに応じた働き方ができる環境を整えるなど、社員が個性と能力を十分に発揮できる会社を目指しています。
今回は、社会インフラ課で技術者として働く入社4年目の秋場楓さんに、入社のきっかけや会社の働きやすいと思うところについてお話を伺いました。
==入社のきっかけは?
秋場さん:元々、ライフラインに関わる仕事に就きたいと考えていました。東日本大震災を経験して、電気は生きていく上で欠かせないものと改めて気付き、電気には人を安心させる力や笑顔にする力があると実感したことで、その思いが強くなりました。
そんな中、東北電化工業が女性技術者の育成に力を入れていること、ライフステージに応じた働きやすい環境を整えているのを知ったことが、入社を決めるきっかけになりました。
==実際に職場で働きやすいと思うところはどんな点ですか?
秋場さん:電気設備工事の技術職と聞くと、理工系の学生でなければ採用されないと思われがちですが、入社後の研修や資格取得の支援など、私のように文系出身者でもプロへと成長できる教育体制が整っています。
「チームワーク」がとても良くとれているところも働きやすい点です。年齢や性別に関係なく社員同士が相談しやすい環境であること、同期との研修や社長を囲んでの女性社員の交流会などを通して自分の思いを伝える機会があることも働きやすいと思えることの一つです。
他にも、弊社は育児休業から復帰後に職種を変えても給与水準が下がらないようになっていて、社員を大事にしてくれていることを実感しています。
==仕事のやりがいを感じるところはどこですか?
秋場さん:これまで、主に道路照明の現場に携わってきましたが、LED照明灯への建て替えをする際、他社の方々と協力しながら工事することになります。たくさんの方と協力して照明灯が点灯した瞬間、とてもやりがいを感じます。
==今後の目標を教えてください。
秋場さん:優秀な技術・技能を有し、後進の指導にも貢献した建設技術者に贈られる「建設マスター」に、昨年度東北で初めて女性で選ばれた先輩がいます。会社の支援制度を活用して、資格取得にも積極的に挑戦したり、より多くの現場を経験して、さまざまな知識を吸収したりすることで、その先輩のように後輩へわかりやすく指導できるようになることが目標です。
※未来をひらく人と企業
令和6年度山形市では、令和6年4月から「広報やまがた」で、「未来をひらく人と企業」と題し、山形市内に数多くある魅力あふれる企業を、そこで働く若手社員が生き生きと活躍する様子を通じて紹介しています。
※こちらの記事は、山形市公式ホームページ「広報やまがた4月1日号(Web版)」より山形市の許可を得て転載しています。